

通話はつながってるのに、
「相手の声が聞こえない」または「こちらの声が届いていない」
こういう片通話、ほんとにややこしいです。
でも仕組みとしては、だいたい音声の通り道が途中で止まっているだけ。切り分けの順番さえ守れば、行き詰まりにくいです。
IP電話は、ざっくり言うと道が2本あります。
片通話は、合図は通ったけど音声の片側だけが通っていない状態です。
| 原因のタイプ | 起きやすい状況 | 特徴 |
|---|---|---|
| NAT/ファイアウォールで音声が遮られる | 会社Wi-Fi/店舗ルーター/セキュリティ強め | 特定の場所だけ起きることが多い |
| ルーターのSIP ALGが邪魔をする | ルーター交換後/回線切替後 | つながるのに音声が不安定、が出やすい |
| ネットワークが不安定(Wi-Fi品質・混雑) | 奥の部屋/バックヤード/人が多い時間帯 | 時間帯や場所で再現が偏る |
ポイント
片通話は「端末の故障」より、ネットワークの通り道が原因になりやすいです。だからこそ、回線を変える切り分けが効きます。
ここが第一歩です。難しい設定を触る前に、原因の場所を決めます。
ここで改善するなら、端末よりWi-Fi/ルーター側に寄せて考えた方が早いです。
片通話や無音で、わりと名前が出てくるのがSIP ALGです。
SIP ALGは「IP電話の通信を助ける機能」として用意されていることがありますが、環境によっては逆に邪魔になることがあります。
もしルーターを最近変えた・回線を切り替えた・メッシュWi-Fiを入れた、などがあるなら、ここは一度疑う価値があります。
セキュリティが強いWi-Fiほど、通話の音声が通りにくい設定になっていることがあります。
この場合、現場で現実的なのは次の考え方です。
“止めない運用”を先に用意しておくと、現場のストレスが減ります。
片通話は、相手の回線や端末のせいに見えがちです。
でも「特定の場所」「特定のWi-Fi」「特定の時間帯」で偏るなら、こちら側のネットワークが原因の可能性が高くなります。
なので、まずは回線を変えて再現を見るのが、いちばん穏やかな近道です。
Q. 通話はつながるのに、声だけ片側が聞こえません
A. 音声の通り道が片側だけ止まっている可能性が高いです。まず4G/5Gに切り替えて改善するかを見ると、原因の場所が絞れます。
Q. 店舗のWi-Fiだけで起きます
A. Wi-Fi/ルーター側の影響が濃いです。場所で偏るなら電波品質も絡みます。切り分け後に、SIP ALGやルーター設定の見直しを検討すると進みやすいです。
Q. ルーターを変えたら急に片通話が増えました
A. その場合はSIP ALGなどの機能が影響していることがあります。環境によって相性が出るので、まずはそこを疑うのが自然です。