

「着信はできるのに、発信だけできない」
このタイプのトラブルは、原因がわりと“絞れます”。
ポイントは、発信は権限・番号・ダイヤルルールが絡みやすいこと。順番を決めて見れば、遠回りしにくいです。
ここが分かると、見るべき場所が「PBX設定」「ユーザー権限」「ネットワーク」「回線側」に分かれます。
| 症状 | 原因候補 | 先に見る所 |
|---|---|---|
| 全員が発信できない | 外線設定/回線側の障害/契約状態 | 外線ルート・回線状態・管理画面のアラート |
| 特定の人だけ発信できない | 発信権限/発信者番号(CID)未設定 | ユーザー権限・発信番号の割当 |
| 一部の宛先だけ失敗 | 国際/携帯/固定の制限/ダイヤルルール | 発信制限・番号の付け方(0/国番号など) |
| 呼び出し音は鳴るがすぐ切れる | ネットワーク(NAT/ルーター)/SIP ALG | 別回線で再現確認・ルーター設定 |
ポイント
「全員」か「特定の人」かで、原因の場所がほぼ決まります。まずそこを外さないのがいちばん早いです。
全員が発信できない場合、端末を触る前に「外線の出口」が生きているかを見ます。
ここで多いのが「設定を触った覚えはないのに、いつの間にか外線の出口が変わっていた」パターンです。
特定の人だけ発信できない場合、だいたい次のどちらかです。
特に「新しく追加したユーザーだけ失敗」は、権限か番号割当の見落としが多いです。
呼び出し音が鳴った後に切れる、音が片側だけ…などはネットワークが絡むことがあります。
切り分けはこれが早いです。
ネットワークが原因なら、端末を変えても“同じ場所”で再発しやすいです。
意外と多いのが「番号の入力ルール違い」です。
たとえば、0から入れる必要がある/国番号が必要/内線扱いになる、など。
同じ宛先でも、別の入力方法で通るか試すと「ルールなのか障害なのか」が見えます。
Q. 着信できるのに発信だけできないのはなぜ?
A. 発信は「外線の出口」「権限」「発信者番号」など、着信より条件が多いからです。全員か特定の人かで切り分けると早いです。
Q. 新しく追加した人だけ発信できない
A. ユーザーの発信権限か、発信者番号(会社番号)の割当が原因になりやすいです。設定側を先に確認すると進みやすいです。
Q. Wi-Fiだと発信が不安定
A. 4G/5Gや別Wi-Fiで試して、Wi-Fi側の問題かを確定させるのが近道です。再現条件が分かると対処が一気に楽になります。